●417 御代の秋 みよのあき 〇やまはあやをおりて

 表題:御代の秋
 読み:みよのあき

 収録:(A)大特撰樂譜 68 成樂會 1928(S.3).10.5 ◎[A2-60] Copy=[P63]

 記譜:三部合唱(伴奏付き) 変イ長調 3/4

 インチピット:ソ|ソミ|ファソラ|ソ

 曲:クルシュマン,カール・フリードリヒ(Curschmann, Karl Friedrich)(1805-1841)[ドイツ]
 詞:犬童信蔵 ※1928(S.3)作詞


[詞] ※大特撰樂譜 68より

  山は綾を織りて木の實玉を晒す 美はし美はし見渡す深山の めでたき秋の景色
  垂穂浪を寄せて雀千代と歌ふ 嬉しや嬉しや見渡す田の面の めでたき秋のみのり
  穂波寄せて雀歌ふ 嬉しめでたき秋のみのり

  空は高く澄みて蜻蛉(あきつ)しげくをどる 爽やか爽やか見渡すみ空のめでたき秋のながめ
  空は高くすみてあきつしげくをどる 清らなる秋のながめ
  空は雲なくあきつをどる 心地いとも清しや秋のながめ

  園の小菊露を帯びて朝に夕に清くかをり のべの虫も草葉に御代を歌ふ
  園の小菊露をおびて朝にかをり のべの虫も御代をうたふ
  園の小菊露をおびて朝にかをり夕にかをり のべの虫も御代をうたふ

  いざや君が惠浴びて月日安く送る 我等清き調べ高らにうたへうたへ
  いざや君が惠浴びて月日安く送る 我等うたへうたへ
  いざや君が惠浴びて月日安く年を安く送る 我等うたへうたへ


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